第9章 真夏の個人授業〜教え子の甘い誘惑〜/R18
莉菜さんから『たってる』と指摘され、思わず自分の股間に目を向ける。
「………っ」
莉菜さん、
一体全体、どうしていきなりそんな事を…!
ドクドクと心臓が早鐘を打つ。
「いや… たってない、と思うけど」
軽くパニックを起こしてしまい、上手く言葉が出てこない。
「ううん、たってるよ!」
「…!」
たってない。たってない。
まだ完全には たってない。
「ほら見て!たってるよ、茶柱!」
「え」
ちゃばし………ら?
莉菜さんの人差し指は、明らかに俺の湯のみの中を指差していた。
「ほんとだ、立ってる」
ああ。
よりによってベッタベタなヤツに引っかかってしまった。
「ふふっ 佐助先生、今日はいいこと起こるんじゃない?」
莉菜さんが頬杖をつき、屈託のない笑顔を浮かべる。
「だと良いな」
やっとの思いでそう返事をし、
「あ… お茶、もっと足そうか」
莉菜さんの湯のみへ、水差しを傾ける。
コポコポと少しずつお茶を注いでいると、
「もっといれて?」
「もっと?」
「うん、いっぱいいれて欲しい」
「いっぱい… いれ…?…て いいの?……わかった」
危うく水差しを落としそうになりながら、
なんとか湯のみの満タンまでお茶を注いだ。
……駄目だ。
今のでもう、完全に勃った。