• テキストサイズ

イケメン戦国【秘密の花園】

第9章 真夏の個人授業〜教え子の甘い誘惑〜/R18




変体仮名はひとつの音に対し、3個から10個ほどの漢字が元になっている。


例えば

「あ」を表すのは「安」「阿」「愛」、

「か」を表すのは「加」「可」「閑」、

などなど。


まず先に、使用頻度の高い文字から覚えてもらおう。

俺は数十種類の変体仮名をサラサラと紙に書き出した。


「莉菜さん、よく使う変体仮名の表を作ってみたから、この表にある文字を真似して順番に書いてみて」

「うん、わかった!」


俺が作った表を目の前に置き、それを手本に別の紙に写してもらう。

どんな暗記物にも言えることだけど、何かを覚えるときには とにかく繰り返し書くことが大切だ。

地味な作業だけど、記憶力に自信が無い場合は やっぱりこれが一番頭に入る。


「あ…… い…… う…… え……」


小さく呟きながら慣れない細筆で懸命に文字を書く莉菜さん。

その様子を温かく見守る。


「さ…… し…… す……………」


さっきから口元がずっとゴニョゴニョ動いてる。

ほんのり紅を引いているせいか唇はプルンと潤っていて…


/ 304ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp