第25章 いつぞやの会話-身代編-
つん
「?どうかしたかい?」
「うん、気にしないで」つんつん
「…(気にしないで、と言われても……)」
「うーん…」つんつん
「…(尻をつつかれて気にしない人間がいるのか?)」
「やっぱりこうじゃないとだめかな」
「?」
もみ
「!?」
もみもみもみ
「いや、あの…ナナバ、さん…?」
「むぅ……」
「あ、あの…?」
もみもみもみ
「…もしもーし?…」
「…小さい…」
「ん…?小さい…?」
「エルヴィンて、お尻小さいよね」
「ぇ、は、はい?」
「えいっ」←鷲掴み
「ひゃぅ!」
「だってほら」
「ほら、と言われましても…」
「私の手より少し大きい位?だし」
「そう、なのか?よく分からないが」
「…そっか。だったら確かめてくる」
「確かめる?」
「ミケとゲルガーのお尻、確かめてくるね。多分エルヴィンよりは大きいと思うんだ」
「!!??」
「あ、遠くにモブリット……よし」
「(嫌な予感…)」
「ねぇ、モブリットーーー!!!」
「団長、ナナバさん、お疲れ様です」
「ああ、お疲れ様」
「モブリットもお疲れ様。あの、突然で申し訳ないんだけど…」
「?なに?」
「えいっ」←鷲掴み
「ひょあっ!」
もみもみもみ
「(あぁ、やっぱり…)」
「うーん……」
「ぃゃ、あの、これ、何が起こって…」←涙目
「すまない、暫く付き合ってやってくれないか」
「へ!?」
「いや何、ほんの些細な事だ」
もみもみもみ
「は、はぃ…?」
「大丈夫、至って正常だ」
もみもみもみ
「あの、だ、団長…よろしいで、しょうか…?」
「何でも言ってくれ」
もみもみもみ
「正常、なのは承知しましたが…は、白昼堂々、尻を、妙齢の女性に揉まれるのが、些細な事、でしょうか?」←涙目
「……大丈夫、君の頑張りは長く後世に伝えられる」
「伝えられても嬉しくないですぅ…」←涙目
「永遠に語り継がれるぞ?」
「語り継がれたくないですぅううううっつ!!!!!」←号泣
「やっぱり…。エルヴィンよりは大きいかな」
「そうか、満足したかい?」
「うん。ありがとね、モブリット」
「…ど、どういたしまして……」
「モブリット、私からも礼を言わせてくれ」
「いえ…」
「次も宜しく頼む」
「!?」
fin