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【実況者】蟹の好きな花【rtrt夢】

第12章 全身ラジオ〜新婚さんの話〜


 
【収録後】


『……録音止めた?』
「止めたよー、お疲れ様ー」
『ふぃー! おつかれー! ああ〜、やっと寝れるぜえ。今何時?』
「えっと、1時半!」
『は、まじんこ?』
「や〜、今回は珍しく早い時間に終わったね〜」
『結構喋った気がしたけど、まだそんな時間だったのか。は〜、実況撮ろ』
「寝ろよ不健康」
『この時間からやるホラーゲーム最高に楽しいだろうが』
「それはわかる」
『というか、今年の間だけでもレトさんには不健康とか言われたくないわ』
「ゔッ、もう二度とあんな失態は犯しません」
『ほんとだよ、あんなに慌てて泣きそうなハナさん初めて見たわ、無駄に心配かけやがってこの野郎』
「ごめんなさい。あ、でも、入院したおかげで結婚出来た、みたいなとこも、」
『おい反省しろ』
「心から反省してますごめんなさい」
『……ま、程々にして俺も今日は早めに寝るけどね〜。レトさんも嫁さんはちゃんと寝かしてやれよ』
「寝てる寝てる。今日は例外だけど、ふたりで早寝早起きしてめっちゃ健康的な生活しとるわ、いっしょに朝ご飯だって作るし」
『仲良いなほんと。……あー、レトさん、いちおう言っとくけどさ、』
「うん、なに?」
『俺、ラジオ中はウゼエとか腹立つとか色々言ったけど、本心は、たぶん実況仲間の中ではいちばん、祝福してっかんね。結婚、お、……おめでとう』
「ぶッ、あははっ! 何やねん、その突然のデレは。びっくりしたー」
『うっせえ! まあ、そういう訳だから、勘違いすんなよ!! おやすみッ!!』
「野郎のツンデレはさすがに可愛くないなー。でも、ありがとうね、キヨくん。またいつでもご飯食べにおいでよ」
『おう! 肉料理ん時ぜったい呼んで!!』
「はいはい、覚えとくわ。じゃ、おやすみぃ。キヨくんも彼女さんのこと大事にするんやでー」


 
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