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BLOODY LOSALIO

第5章 任務同行


「いやーごめんね!徹夜明けだったもんでね」
「俺もっスけど!」
「さて。時間が無いので粗筋を聞いたらすぐ出発して。詳しい内容は今渡す資料を行きながら読むように」
「「!」」
司令室内に設置された長椅子に座る互いの顔を嫌そうに見合わせた。
「キミたち二人で行ってもらうよ。今ここにはいないけど、あと一人探索部隊が付いてる。天音ちゃんも同行してほしい」
「了解」
しかし、コムイの指示に「ゲッ」というようなあからさまな顔をした。
「え、何ナニ?もう仲悪くなったのキミら?」
からかうようにいう天音だが、すぐに真剣な表情になり雰囲気を引き締めた。
「でもワガママは聞かないよ。南イタリアで発見されたイノセンスがアクマに奪われるかもしれない。早急に敵を破壊しイノセンスを保護してくれ」


アレンが団服一式とティムキャンピーをうけとり、神田たちと共に船に乗り込む。
見送りに来てくれたリーバーとコムイに向き直る。
「気をつけて行ってこいよ天音」
「まぁ、エクソシスト二人もいるんだし大丈夫だと思うけどね」
そして背を向ける直前、リーバーに抱きしめられた。
「いってらっしゃい」
「!ぃ、行ってきます…!」
顔に熱が集中するのを感じながら、いそいそと船へ乗り込んだ。
…不意打ちは卑怯だと思います。
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