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【ヒロアカ】友達と独占欲で作られた恋

第4章 一冊目と奇襲


私のテンションは今、急上昇中だ!
それはどうしてかというと、さまざまな救助活動の訓練·練習のためにある雄英敷地内施設、〘USJ〙で授業を受けるからだ!
今は〘プロヒーロー13号〙先生が、USJの説明をされている。わぁ〜、楽しみだな、ヒーロー基礎学!

…え?何あれ?
もくもくと黒い何かが広がっていく。そこからは…大量のヴィランらしき人達が次々と出てくる。あまりの突然の出来事に、私もみんなも困惑している。先生までもが。
このままではヤバいと、相澤先生がヴィランの大群へと飛び込んでいった。たった一人で。いくらプロヒーローとはいえ、大丈夫なのかな、相澤先生…。

気がつくと、私は土砂崩れゾーンにいた。あれ、みんなは?周りにはヴィランばかりで、私一人しかこのゾーンには居ない。
他のゾーンへと目を移す。どうやら、散り散りではあるけれど、みんなちゃんと居るみたいで、本当良かった。
……いや、全然良くないよ!ヴィランの奇襲に遭ってるんだよ、危ないんだよ⁉大事件なんだよ⁉
こんなツッコミしてる場合じゃなかった。とにかく今は、周りのヴィランをなんとかしないと!

私はいつものように、炎を撒き散らす。毒の濃度はかなり高めに設定した。人間の神経が麻痺し、体の自由が効かなくなるぐらいの濃度だ。
ヴィラン達は次々と倒れていき、動けなくなっていく。いくら使い慣れている個性だからっていっても、土砂やら泥やらで滑って動きづらい!しかも私は、こういうのに特化していないため、余計に動きがおぼつかなくなる。
でも私の場合、そこは大丈夫。最悪、私は動けなくても意思さえあれば、個性は使える。爆豪くんや轟くんみたいな体の自由がないと使えない訳ではないので、意思さえあれば個性が使えるのだ。

ふっ__。なんとかここは片付いたみたいだ。
私の個性はさっきも言った通り、自分の意思さえあれば動かせるし、持続させることも可能だ。もちろん、炎を回収することも。
だからここは復活の余地無し、と言ってもいいだろう。なぜならずっと、炎をあぶせっぱなしにしておけば、神経が機能しない状態が続くからだ。人に関わらず神経というのは、体を操作する指令が通る道、という大事なものだ。
だから私はいつも、神経に大きく響くよう、毒の濃度を濃くしているのだ。

よし、みんなと合流しないと!
そう思い立った私は、滑る地をコケながらも掛けていった。
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