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【ヒロアカ】友達と独占欲で作られた恋

第4章 一冊目と奇襲


昨日、私は家に帰った後も、未だにあの出来事が信じきれずにいた。爆豪くんから告られて、付き合うことになるとは。あまりにも予想外すぎる出来事だったからだ。

私は教室に着くと、周りを見渡してみた。もう爆豪くんは先に着いていたみたいだ。爆豪くんは『あ、きたきた』というように私の方に歩いてきた。隣まで来ると、肩を抱き寄せ、驚きの一言。


「花華は俺のだから、手、出すなよ。」


……うわあぁああああ!
マジか!言うのか、爆豪くん!しかも、こんな堂々と!付き合ってる宣言しちゃうのか!
この大告白にはさすがのみんなも、反応が大きく、声の音量的にすごく五月蝿い。

「マジかよ、爆豪!」
「花華ちゃん達、付き合ってんの⁉」
「全然そんな素振り見せたこと無かったじゃん!」
「はなちゃん⁉」

など、反応はさまざまだ。こんな状況の中でさらに、爆豪くんはこんなことを言い出した。

「こいつと馴れ馴れしくしたヤツはブッ殺す!」

爆豪くんはいつもの宣戦布告のやり方で、みんなへの敵意を再確認させた。
爆豪くんは私を放すと、自分の席ヘ戻っていった。爆豪くんはこれから、切島くん達の質問攻めに会うことだろう。
私も自分の席ヘと進んでいくと、やはり、女子達の熱い視線が向けられた。特に恋バナが好きな芦戸ちゃんと葉隠ちゃんから。

その日を始め数日間、私達二人は質問攻めに会い、注目の的となった。
それから一週間も経つと、次第に“それ”は収まっていった。
正直、すごく疲れたし、大変だった。でも、そんな大変な中でさえ、私は嬉しさを感じていた。本当に私に彼氏が出来たことを再確認させられ、みんなにそのことを知ってもらえたからだと思う。

こんな、嬉しい気持ちになれる·ドキドキを体験できるなら、忙しい日々でも私は送りたいと思えた___。
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