第19章 傷の舐めあい
大「ふぅ」
二「…」
大「…。どうだい」
二「『どうだい』?(笑)」
って何が?
大「ニノ、唇ちょっと荒れてるから…」
二「…」
え、それで今の?舐めて…ケアしたってこと??
大「すごいプルプルになった♪」
満足そうにムフーって。
いやいや。プルプル、それ、あーたの唾液でしょ?いま塗ったくったからだよね?
ていうか…
二「よけい荒れるわ!」
大「え?」
…まあ、この人なりに俺のカサつきを本気で治そうと思っての舐めだったみたいだけども。
でも、舐められて水分もってかれた上、気化熱?で逆に乾いて。余計カッサカサだわ。不満気な顔されたってそれが事実だから!
二「誰か~。リップ持ってない~?」
大「持ってる。ハイ。」
二「…」
おまえの?(笑)
松「さすが(笑)」
相「早い!(笑)」
櫻「もう間接~とか、どうでもよくなるな…」
荒らした本人のリップで正しくケアして。俺らの勝負は終了。