第17章 青×黄
まあ、嫌いじゃないしね。キス自体。
まあ。
一応、大野さん自体も?
そりゃだって。嫌いな相手とはしたくないじゃん。さすがに、嫌いな相手とキスしてて、こんな平和な気持ちにはなってないよね。内心もっと暴れてると思う。ていうか…拒絶反応とか一切ないな。そんな自分もヤバイよね、これ。どうでもいいっちゃいいんだけど。
で
相「…なんか、つまんない」
櫻「すごい感想(笑)」
松「まあ…わかるけど。言いたいことは」
相「でしょ?」
外野がふざけたこと言いやがって。なに?その不必要な煽り。条件クリアでしょうが、これでも。お互いキスし合う。攻守交代して一回ずつキスしました。はい、おしまい。
でいーじゃねえかよ!
心外のブーイングの嵐(…覚えてろよ、特に翔ちゃん。あとあなただけだから)
に
一応機嫌が直ったらしい大野さんも、ちったぁ前向き(?)になってて。
大「…なんかやる?」
って。
乗り気…になっちゃったのかな。めんどくさがりだし、基本休み大好きで仕事はそんな積極的でもないんだけど、この人…何気に結構なエンターテイナーだからね。
まあ、機嫌直ったんならそれでいいんだけど。でもそれだけでよかったな、私は。うん。
めんどくさいから!