第10章 決着
相「ゼイゼイ、ハァハァッ、ヒュ~ッ、ヒュー…ッ」
大「だ、だいじょうぶ?」
櫻「どうみてもダメだろ!」
松「酸素、酸素ないかっ。ちょっと探してくる!」
二「何やってんだよ、危ねぇな!」
大「スイマセン…」
相「ハッ、ハッ…。や、違うの、俺が…。なんか…『やられたー!』って思ったら、息すんの忘れてて…」
二「ちゃんと鼻からしろよ!マジで危なかったでしょ、今!」
相「ん、ちょっと…ヤバかった(笑)」
笑えねーから!!
松「酸素あったー!はいっ」
相「シューッ、スー…ッ…」
大「ごめんね、相葉ちゃん…」
大丈夫ってジェスチャーしながら必死に酸素吸入って。全然だいじょぶじゃねえし。これでもし、万が一があったら…誰も説明したくないよ?この状況。
『えっと…人口呼吸の練習をしてたら、その。逆の結果に…』
ってか。
絶っっっ対ゴメンだわ!!!
相「ふ~…」
松「落ち着いた?」
相「うん。もう大丈夫。ありがと」
櫻「…気づかなかったの?結構…まあまあ暴れてたけど」
大「演技かと思ってたの…」
あーたは入ってたのね。
相「いや、ガチでした。もうね、やられた。リーダーの情熱に負けたわ」
大「俺の勝ち?」
相「勝ち勝ち」
二「いや、勝ち負けよりさ…」
大・相「?」
櫻「こんな、見ててハラハラするキスシーン初めて見たわっ!」
相「マジ?じゃあ…いい絵取れたんじゃない?」
大「フフフ」
二「フフフじゃないから!」
櫻「ホントもう勘弁してよ~…」