第4章 カミ頼み
櫻「もーパッパッとやっちゃおーぜ!?どうでもいいから早く終わらせたい!」
とみんな思ってはいるけど、ちゃんと諸々打ち合わせしないとね。そういうとこ真面目な集団だから。てか、これに関してはやり直しとかマジ笑えないし。最小限の時間とエネルギーで終わらせたいから!(それは仕事全般同じだけど)
コンサートの打ち合わせよろしく、五人で頭つきあわせて。真面目に構想を練っていく。
秘め事=キス
てのはいいとして…(全然よくねーけど)
相「えーと…5人で各自攻守交代ってことは~…」
二「10パターンってことか」
櫻「…マジ最悪。見てるのも最悪」
二「や、これ、同じ画角にいればいいだけでしょ?別に見なくてもいいんだって」
相「でも…見るよね?メンバー同士がチューしてるんだよ?ガチで」
大「うん。見るね(笑)」
松「や、ガチでやるとは言ってないから!」
大・相「…え?」
二「俺らもそれなりには芝居してるでしょ。こういう業界にいるんだし」
櫻「マジになんなよ!」
相「あ、そう、だよね」
大「そっか」
相「フリの方ね?お芝居。はいはいはいっ」
大「フリか」
相「そりゃそうだよねぇ?」
櫻・松・二「…」
うわ~…
松「完っ全ガチでヤル気だったな、あの二人…」
櫻「怖い、怖いわマジで」
二「打ち合わせして正解だったな!」
で
当然だけど、何のシナリオもできず(笑)。とりあえず場所とかそう言う風に見える角度とか、先にやってみてからにしようってことになった。