第4章 カミ頼み
でもまあ、キスならまだ…ってのはあったよ。正直。てかそれ以外は問題外じゃない?やっぱり。
冷静になったらあり得ないじゃん、そういうのは。したフリにしたって…こんなちゃんとしてるカンジで出しちゃダメなやつでしょ、それは。映像でなんてもっての外だよ。
『ふざけてる』ってのが端から見てわかるのが大前提っていうか。悪のりしても我々自身が楽しめてるまでがボーダーっていうか。
そもそも、俺らは健全な『女の子大好き男子』なんだよね。や、ホントに。そういう五人が集まって嵐になったんだから!ある意味、男なんて常にお腹いっぱいな環境だし。もう結構なんだよ、そこはっ。我々は女子を求めてるよっ!!
なのに
攻守交代ってなんだよっ!?
櫻「その壁があったか…!」
松「相当…乗り越えるには高い壁、です」
相「しかもこれさ。『五人が映ってなきゃダメ』ってことは…」
大「…見てるってこと?」
二「…。悪趣味」
櫻「誰の趣味だこれ!?」
ん。そっか、五人が映ってないとダメってことは…
二「定点で撮るってことだよね?全員ってことは」
松「そうなるよね」
そっか。そういうセッティングから何からも俺らでやんなきゃなんないってことか。
…これ、案外難易度高いな。そういう意味でも、クリア条件、結構…高い壁だわ。