第4章 カミ頼み
松「それかなんか、やっぱ別なの考える?頑張って」
大「別なのってどんなの?」
松「んー…。例えば、いわゆる健全なスポ根もの、みたいな?」
四「…」
(でもわざとらしいよね、それ…)
っていう目での会話。
絶対そっちじゃないのは、わかる。わかってんだけど、事が事だけに誰も積極的になれないから、やたら沈黙が多い。全くもって何も進む気配なし。
で
バンッ!
四「っ」
櫻「~~~『秘め事』、だろっ?」
とうとうしびれを切らしたのは、実は一番長期休みに貪欲な人(仕事にも貪欲だけど)。
櫻「もうさ。もう…キスとかっ?適当にしとけばいーんじゃねっ!?」
大「キスか…」
二「十分でしょ!十分だよ!秘めるべきこと、つまり秘め事だよ!!」
相「まあ、普通男同士はしないもんね。秘め事…か。そうだよね」
松「でも…コレは?」
櫻「え?」
コレ→“攻守交代”
五「…」
キスで攻守交代、って。それ、すでに…すでにだよ。だいぶだよっ?