第28章 青×赤
翔さんも相葉くんに唇奪われちゃったせいか、ちょっと緩かったのかな、ガード。言われた通り目ぇパッチリ開けたまま、見つめ合ったままで…。
大「…」
櫻「…」
大「…チュ…」
結構すぐ受け入れた。でもって、最初は首をすくめてたのに、だんだん目の表情が変わってきて…
(あ…柔らかい…。なんか、やらかい。なんだ。大野さんの空気?なんか…あったかい、かも。優しい…。うわ、変な、感じ…)
…みたいな?重なりが深くなるにつれ、自然とお互い目ぇ閉じて。しっとり、まったりとフツーに接吻してますよ。あのカンジからして…おそらくは、ちゃんとした方のヤツ。
松「…俺が起こした眠り姫、また寝かしてる?」
二「毒牙でね」
相「あれ、リーダー、王子設定じゃないの?」
二「あれは邪悪な、継母か悪い魔法使いの類です」
相「えええ~?冷めること言うなよ~」
松「じゃ、無理やり手込めにされてる状態?」
相「あ、それはそれで。いいね」
松・二「何が!?」
変態気味な監督もどきに見守られながら
無言のまま、終了。