第24章 赤×黄
櫻「何つーか、男からするもの、っていうか。俺としては、まあ。こだわりってほどでもないんだけどさぁ…」
二「…」
櫻「告白とかも?何か…あるじゃん?男がしてナンボ的な」
二「う~ん…。ま、何となくはわかるけど」
櫻「だろっ?」
言いたいことはわかるよ。ようは、男たるもの主導権とってナンボってことでしょ。女性にリードされるなんてとんでもない!ってことだよね、たぶん。キメるべきところは全部男である自分がキメたい!ってこと。
二「でも、それ言うなら…俺も男なんだよね」
櫻「そうなんだよ」
二「うん」
櫻「だから…俺、こんな抵抗あんのかぁ?」
今更なこと言ってる隠れ天然。
二「別に俺は、されることにも抵抗ないけどね」
櫻「えっ。そーなのっ?」
二「うん。嬉しくない?何か。気持ちぶつけてくれてるカンジするっていうか」
櫻「あ~…まあ、そういう…。う~ん…」
シチュエーションによるかぁ?って頭抱えちゃった。
でも、たぶん…おそらくだけど、俺が思うに、翔ちゃんてさ。結構…Mっ気あると思うんだよなぁ…。一回目覚めたらヤバそうな感じっていうか。ハマっちゃったら大変なことになっちゃいそうってくらいの素質…。
ま、それもさておき。
そろそろ観客が待ちくたびれてブチ切れそうだから。こっちも行動を開始しますか。