第24章 赤×黄
二「…まあ。それなりには」
櫻「そっか~…」
えーっと…。これは、どういった趣旨の質問だったのかな。
二「翔ちゃんは?」
櫻「…」
二「…」
何だ、この顔。
え
待って。まさか…
二「ない、の?」
櫻「…」
二「…」
あ、すんげぇ微かに頷いてる…。うつむき加減ってくらいの、YES。
って
マジで!?
相「それは~…つまり、翔ちゃんは自分からしかキスしたくないってこと?受けが苦手ってこと?」
大「えっ。そうなの?」
松「か、相手が、『女性からキスなんてとんでもない!』みたいな。大和なでしこな方としかお付き合いしてないってことか」
そんな…感じはしないけどなぁ。俺が知る限り、歴代の彼女は結構な――…。
まあ、それは置いといて。