• テキストサイズ

Valkyrie【ONE PIECE】

第2章 フーシャ村の出会い


(ほら、ね。言った通りでしょ。ガープさん。)

(うーーーむ。大丈夫かいな。こいつら、アヤにへんな気起こさんといいが・・・。)


こそこそと話し合う二人の横を、エースが通り過ぎた。
エースはアヤの前に立つと、じろっと見下ろした。
びくり、と怯んだアヤが、恐る恐るエースを見上げると、たちまちエースは顔を赤くした。


「どうも、エース、です。よろしく。」


だらりと腕を垂らしたぎこちないお辞儀をしたエースに、アヤは目を丸くした。


「な、なんだよ。」


ぶっきらぼうに言うエースに、申し訳なさそうにアヤは微笑んだ。


(悪い人じゃ、ない・・・。)


「エース、よろしくね。」


アヤは横で顔を赤くしているサボとエースの手を取ると、にっこり微笑んだ。


『う、うわあああああ!!!』

「きゃあ?!」


エースとサボが突然叫ぶので、アヤは慌てて手を離した。
そのまま二人の少年は酒場から飛び出して行ってしまった。


「ぷっ、あははははは!!!青春ね。」


「エースとサボ、肉食わねェのか~?」


いつの間にか用意された食事に手をつけ始めていたルフィが、不思議そうに首をかしげていた。
/ 49ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp