• テキストサイズ

君となら

第4章 笑顔の奥の想い


お家に着いて、コーヒーをもらった。


「あったかい。」私の心に染み込んでいく味。でも、胸のモヤモヤは消えない。


「てっちゃんは、私にとって幸せをくれる人かも。」ふとこんな言葉が出た。


「…。それは、お前だからでしょーが。」
呟くような声だったから聞こえなかった。


「え?」

「なんでもねーよ。今日は俺のベットつかいな。俺がソファーで寝るから。」

「ごめんね。なんか、お礼したいな。本当に助かった。」


「じゃあ、ずっとここにいて。」
いつになく真剣な顔でそんなことを言われた。なんて答えたら良いのか分からなくて困っていると、てっちゃんが私の頭を撫でてきた。


「冗談。明日の朝のご飯つくってくれたらチャラにしたげる。(笑)」この優しい笑顔にいつも助けられる。


「てっちゃんの奥さんになるひとは幸せだね♪」
そう言うと、てっちゃんの顔が曇った。


「いいから、早く寝なさい。」


「うん。」


お風呂を借りて、てっちゃんの部屋着を
着る。

『てっちゃんのにおい。。。』ベットに入ると安心した私はすぐに眠りについた。


/ 15ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp