第8章 アンバランスな彼女(山口忠)
「今日、帰りにどっか寄ろうよ……その時に…くっ…」
「ダメ…、私、我慢できないから…!!」
潤んだ瞳で見上げられ、ひとたまりもない。
睫毛にゆれる涙があまりにも可愛くて、俺の小さな理性も壊れる。
他の人なら、もっと上手く彼女の言葉をかわしたり出来るのだろうか?
生唾を飲み込むと、俺より少し小柄なを膝に股がらせる。
彼女らしい情熱的な下着をずらすと、しっとりとしたソコが出てくる。
「あ……」
指を侵入させると、熱い吐息が髪にかかった。
自身が花弁に触れるだけで、ぞくっと背中に何かが集まる。
ゆっくり、ソコに触れながら、自身を飲み込ませていく。
彼女によく似合うシャープな香りが膨らんだ。
「ぁぁあう、あっ…」
普段のきりっとしたと全く正反対の、可愛い甘えた声。
正直、このギャップが凄く好きで、魅力的で、じっと苦しそうな顔を見てしまう。
「ぁ、はい、った…っ…」
「気持ちいい?」
「うん、あっ…、すごく…」
少しずつ腰を動かされながら、は色っぽい声で言った。
端整な顔が歪むのが、たまらなく可愛い。
動きに緩急をつけ、彼女の尻を持つ。
じゅ、と水の音をさせながら、上下に揺さぶると、さっき以上に甘えた声が響く。
「あっ、ぁあ…!い、いいよぉっ、あっ、ん、あん…っ」
「しー」
口を自らのそれで塞ぐと、くぐもった喘ぎが直接脳内に響きそうだと思った。