第35章 主よ甘き日々を終わりまで6(烏養繋心)
利き手で顎を押さえて動けないようにしているからか、困惑しているように眉根をひそめられる。
指を割れ目に這わし、濡れているソコと一番弱い肉芽を潰すように触る。
腰が淫らに揺れ、もっとと言わんばかりに好きなところに充てようとする。
拒絶されていないことへの安堵感。
切なそうに真ん中に力が入って締めているのが見ていてわかる。
肩が跳ね、長いまつげに生理的に出る涙が伝って色っぽく見える。
「は、あっ…」
口付けながら漏れ出る熱い吐息が理性をグラつかせた。
今日こそゆっくり待つつもりでいたのに、また城壁を崩せなかった。
敷かれている布団へ移動し、初めて自分の上に跨がらせ、から挿入れるように下から小柄な身体を見上げた。
「こ、こう…?」
数回割れ目を往復してから真ん中に体重を下ろすように手伝ってやる。
「ひぁ……っ!」
奥まで到達したところで、ゆっくりと腰を動かした。
「あ…な、に…これ…こわい…っ」
と怯えた嬌声が返ってくる。
「自分で動いてイイとこ当ててみろ」
ぶっきらぼうにそう言うとおずおずと細腰が動き出す。
ぐちゃぐちゃと卑猥な音が室内に響く。
このほうがが俺に触ってきやすいかと思ったが、何を思ったのか彼女は布団に手をついていた。
頑ななその行動は本当に拒絶されてないか不安になるほどだ…。
「ふぁ、あっ…ああっ…!」
より一層音が大きくなると、ナカが規則的にぎゅっと締まり、絶頂を迎えたことが伝わる。
いつもより甘ったるい声にかわり、貪るように同じ一点を彼女は求め続ける。
浅い、芽の裏側少し奥。
コリコリと肉襞が集まって搾り取ろうとしているのがわかる。
「は、あ、ん…っ、あ!ああああっ…!!!」
さっきよりも深くなった絶頂に、更に声が上がっている。
びくびくと身体が跳ね、繋がったそこから熱い蜜が溢れ、俺の太腿を濡らしていく。
「あぅ…ぁ…きもちぃ…きもちぃよぉ……っ!」
初めて、からそんな言葉を聞いた。
目を細め、口からもだらしなく唾液を垂らし、ひたすら喘ぐ姿。
もう、待てない。
射精してしまいそうなのを耐え、両腕にその身体を抱き締め、身をなんとか丸めてまたさっきのように口付ける。
「は、ぁ…!ひゃ…!んん…!!」
密着して隙間がないほどにくっついているはずなのに、まだどこか距離を感じてもどかしい。