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【短編集】慟哭のファンタジア【HQ】【裏】

第2章 白昼夢幻想曲(烏養繋心)


身体を這う大きな掌。
私のことなんてどうでもいいくせに、優しい。
愛しているのは私だけなのに、慈悲深い。
奥に入った中指が、弧を描きながらゆっくり私の弱いところを突く。
「ああああぁっ…!」
膝に乗せてもらって、ゆっくり腰が落ちていく。
奥深くまで突き上げて、揺らされて、気持ちいいのが止まらない。
「あっ!は、あ、んんっ」
尚も絡まれる口内。
爪先に走る痺れで、指先が、ひくっとする。
「一旦休むか…?」
「ダメ……つ、続けて……、大丈夫だから……」
新しい避妊具を手にしながら、呆れられて、また笑われる。
首に腕を回し、背中がゆっくりシーツに着く。
上から体重を掛けられながら、お腹が突き破られそうな勢いで揺さぶられて、痛いながらも気持ちいい。
「ぁぁぁぁっ!!」
息が詰まるような快楽、息をさせてくれない深いキス。
背中に手が回されて、密着しながら同じ時間に果てる。
やめてよ、勘違いする、って、言いたくなる。
嬉しくて、幸せで、それだけで、電流が流れる。
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