第2章 先生
太陽と月どっちが好き?
そんな結那の問いかけ
簡単なようで難しい問いに原田先生は少し困った顔をする
「俺はあんまり考えた事はないな、、、
結那はどうなんだ?」
「私は月のほうが好き
太陽は明るすぎて、、、遠すぎて、、、」
なんていいながら空に手を伸ばす
そんな結那に先生は「そっか」と言いながら結那の頭をなでる
「先生こんな事したら他の女子生徒が泣くよ?先生モテモテなんだから」
頭の上に乗っている先生の手を払う
「そういう結那だって男子から告白されても断り続けてるんだってな、、、
泣いてる奴もいたぞ?」
「だって私には彼氏とか友達とか必要ないもん」
表情ひとつ変えない結那
「総司や斉藤は友達じゃないのか?」
「友達?わかんないけどあの2人のことは、、、好き」
と優しい顔し結那は眠りについた
その表情に先生はやられてしまった、、、
「その顔ずりぃな、、、」