第6章 隠し事
結那は土方先生にも言えなかった
日曜日
稽古の時間になり
こども達が集まる
総司や一君も来ていた
何事もなかったように稽古を進める結那だったが
総司と一君は結那の動きに違和感を感じていた
3時間の稽古を終えた
稽古の途中から
原田先生に永倉先生も参加していた為
いつもより活気とした稽古になった
こども達も疲れたのかすぐに帰っていった
「お疲れ様でした」
結那は部屋に戻ろうとするが
傷だらけの身体で無茶したせいかふらふらだった
「結那ちゃん?」
総司が結那を呼ぶ
結那は振り返ろうとした瞬間に倒れてしまった
「結那!」
「結那ちゃん!」
「白石!」
皆が倒れた結那に近寄る
「おい新八救急車呼べ」
「お、、、おう!」