第1章 雄英高校
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「すみれちゃん、頑張ってね。」
「お婆ちゃん、行ってきます。」
噂の いずく とは一度も会わなかった。
見送りしてくれるお婆ちゃんに手を振り、まだ慣れてないマンションから出て行った。
これから、雄英高校の入学式が始まる。初登校だ。不安なのかどうなのか分からないけれど今のところは平気っぽい。
あまり慣れてない満員電車に乗り、目的地へ降りるとそこには少なからずだが私と同じ制服をきた子達がいた。正直に言うと道を覚えてなかった。ので、その達について行くとそこには大きなガラス張りの建物があり、下駄箱には多くの人がクラス発表の紙を見ていた。
じゃがいも洗い状態である、その場にゆっくりと近づくとすぐに自分の名前を見つけて"緑谷いずく"の名前を探してみる。
「緑谷……?」
"緑谷出久"
緑谷は見つけたけれど、漢字がそれで合っているのか分からなかった。他のクラスを見ようとしたが、人が多くなって来る感じがしたのですぐに学校に入ってしまった。
また探せば、良いや。お婆ちゃんがその人とだったら友達になれるかも。て言っていだけだし。
もしかしたら、お友達になれないかもしれないしどっちでも良い。
A組だったので、A組までの階段を登りA組を探した。するとそこには大きなバリアフリーな扉があり開けると数人だが誰かしらいた。
私の席はここらしい。一番後ろの窓側で春の日差しが暖かそうな場所。
席につくとそのまま、うつ伏せになり春の日差しの暖かさを感じながら目を瞑った。