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お話をしましょ。【ヒロアカ】

第3章 可哀想な瞳。




「皆さん待ってましたよ。」


 相澤先生に着いていけば、入り口の目の前には宇宙服を着てもふもふしている人?が立っていた。声も何だか、エコーがかかっていてまるで宇宙にいるみたいな人。宇宙飛行士?その人に着いていき、中に入るとそこには山があったり、湖みたいな所もあったりビルがあったり……など沢山の施設がごっちゃ混ぜになっている。



「すっげ〜!!USJかよ!!」


 切島さんが叫んでいるのを聞いて、納得する。
確かに遊園地みたいだ。どう見ても、レスキュー施設とは思えない程に華美な施設。遊園地好きには喜びそうだ。
こんな所でどんなレスキューをするんだろうか。何だか久しぶりに楽しみだ。



「水難事故、土砂災害、火災、暴風など……あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も……。」


「ウソの災害や事故ルーム!!略してUSJ!」



 USJだ。ぽかんとしている周りの人を見る。こんなにびっくりするものなのかな?13号さん(お茶子さんに教えてもらった)人はそれに気にせずに相澤先生のところまで行く。
そして、何かを話して"3本"指を立てた。



「しかたない始めるか……。始める前にお小言を1つ2つ3つ4つ5つ6つ…」

 ……それよりも3本指は何だったのでしょうか。あまり気にしない方が良いか。そう思い、13号さんの小話を聞くために頭を空っぽにさせた。



「皆さんご存じとは思いますが僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」


 13号さんの個性はブラックホール。これまた凄い個性だな。ブラックホール……凄く吸引力がありそう。



「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
「ええ。しかし簡単に人を殺せる力です。」


 出久さんが明るく言うと、13号さんはそう言った。
簡単に人を殺せる個性……?まさか、ブラックホールを人間に向けてチリにさせる?
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