第3章 発想と創造の協奏曲
とりあえず魚を確保した私達は、いったん調理室へ戻ることにした。
そんな中、偶然にも先ほど宣戦布告していた、金髪の彼らのペアに
出会った。
すると創真くんはニヤニヤとしながら
幸平「厳選なる審査を_____」
と、金髪の彼の真似をしていた。
千秋「ぶふっ!は、はづかし〜!!」
「だまれ!だまれよ!!...フン!キミたちも魚か?全くどいつもこいつも...
テーマが和食だから魚料理っていうの発想の幅が狭いんじゃないか?」
その発言に、周りにいた人達まで反応した。
幸平「何だぁ?えらそーに、んじゃてめーらは何を...」
「フフ...わかるか?合鴨だ!」
そう言って手に持つ合鴨を見せてきた。
千秋「え、合鴨!?」
「合鴨だけじゃない...エリア内には鶏やウサギもいたぜ?誰も探そうと
しないのが不思議でならないね!」
そうか...確かにエリアは川だけではなかった...!!
そんな事にも気づかなかった...
周りの人達も口々に驚きを隠せないでいる。