第3章 発想と創造の協奏曲
悶々と記憶を巡らせて...私は...思い出した...!!
千秋「あああ!!たタクミ・アルディーニって
あのアルディーニのか!!」
思わず大声を上げてしまい、みんなの注目を集めてしまった。
かくいうタクミくんも、こちらを見て驚いていた。
千秋「ご、ごめん。だけど、昔アルディーニに行ったときに確か
挨拶したの覚えてないかな...?たしか10歳くらいだった気がするけど...」
へらっと笑いながら聞いてみると、タクミくんはポカンとした顔で
硬直し...そして数秒後にボッと顔が赤くなった。
え、え、まってなんか怒らせるようなことした??
するとイサミくんが
イサミ「あー!思い出したー。櫻井千秋ちゃんだよね?
随分綺麗になってたからわかんなかったよー。」
と言ってくれた。
千秋「覚えてたんだ!わ〜お世辞でも嬉しい!!イサミくんも
随分大きくなったよね!」
イサミ「そりゃ〜覚えてるよ!だって千秋ちゃんは兄ちゃんの初恋...」
タクミ「イ、イサミ!!」
タクミくんの声でイサミくんの最後らへんの言葉が聞こえなかった。