第8章 S&N
上目づかいで見上げられてドキっとした。
「わかった、ここにいるから」
翔さんは安心したように微笑むとすぐに寝息をたて始めた
やばい
俺、この人に欲情してる
いつもスーツをぱりっと着こなして格好良いなとは思っていたけど、今日の翔さん可愛すぎる
寝てるよね?
今だけ……
そっと唇を重ねた
「……ん……」
翔さんが微かに身動ぎした
慌てて離れると、翔さんがうっすら目を開けていた
「ご、ごめん!つい……あの……気持ち悪いよね……」
「…もう1回……」
「え?」
「もう1回して……?」
「……」
ゆっくり近づくと、翔さんの腕が首に巻き付いてきて、引き寄せられた
柔らかな感触
確信した
やっぱりこの人が好きだ
「……翔さん……好きです」