第1章 M&N
簡単に腕を絡め捕られ、かぶりつくようにキスされた。
「…んん 、ん…ふぅ... っ、息…できなっ…」
M「…やめないよ?俺だけ見るようになるまで」
「潤くんのことしか見てない!考えてないから…んっ…」
言い終わる前にまた唇を奪われる。
息ができないほど激しくて、ちょっと苦しい。
酸素が足りなくて少し唇を開けると、そのわずかな隙間から舌が強引にねじ込まれた。
「んっ!...ふっ…んやっ…あぁ......」
腕を抑え込まれているから、身動きできない。
激しいキスで体の力が抜けていく。
M「…覚悟しろよ?」
そのまま抱き上げられ、寝室に連れて行かれ、ベッドに乱暴に投げ捨てられる。
どこから出してきたのか黒い袋を持ってきた潤くんを見上げると、うっすら笑みを浮かべていた。
眼をそらさないまま袋に手を入れると、手錠を取り出し、俺の両手をとった。
カシャンと音がして両手の自由が奪われる。
そのままベッドヘッドに括り付けられ、動けなくなった。
「…潤くん…ごめんなさい…ゆるして…?」
M「ゆるさないよ?これはお仕置きだから。お前は俺のものなんだってその躰に教えてやるよ」