• テキストサイズ

Storm's story ≪気象系BL≫

第1章 M&N


怒ってる潤くんのところに行くのはちょっと緊張する。

いや、かなり。

でも行かないという選択肢はない。

嫉妬してくれてるのは、ちょっと嬉しかったりもするし。

そんなことを考えながら、マネに送ってもらい、潤くんのマンションの近くのコンビニで降ろしてもらう。

マンションに着き、インターホンを鳴らす。

カメラに映るから応答なしですぐに開けてくれる。


M「…おかえり」

「ただいま」


仏頂面で硬い声。

だから俺もあえて明るい声を出さず、普通のテンションで返す。

俺が玄関に入ると同時に潤くんが鍵をかける。

靴を脱いで、家に上がり、先に立って行った潤くんを追いかける。

潤くんが無言だから、俺も何となく何も言えずにいた。

リビングに入り、ソファにぽすっと座る潤くん。

沈黙が気まずくて、そっと声をかけてみた。


「…ごめんね…?潤くん」


M「…悪いと思ってないだろ?」


「思ってるよ。ちょっとやりすぎたと思う。ごめんなさい」


M「…本当に悪いと思ってんなら態度で示せよ」


スッと立ち上がると俺のほうに迫ってくる。




強い目力に射すくめられ、思わず後ずさると、そのまま壁際に追い詰められた。
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp