第1章 M&N
All N side
M「終わったらうちに来い」
怒気をはらんだ声で言われた。
やっぱ怒ってるよね…。
事の発端は雑誌の撮影中。
もともとスキンシップの多い俺はいつものようにリーダーにからみ、仲良しショットをとの要望に応え、うっかりほっぺとはいえキスしちゃって…それで調子に乗ったリーダーが熱いキスをしかけるしで…
やべっと思ってこっそり潤くんをうかがうと、射るような眼を向けられた。
そのあとの撮影中も視線を感じていたけれど、
そのあとは特に何もなかったから、流されたかななんて思っていたんだけど甘かったみたい。
今夜はきっと激しいな…
ス「以上で撮影終了です。お疲れ様でした」
OSANM「お疲れ様でした」
挨拶を済ませ、各自帰り支度を始める。
M「んじゃ、お疲れ」
OSA「松潤お疲れ~」
潤くんはさっさと帰ってしまう。
A「あれ、今日はニノいっしょじゃないの?」
「うん、まあ。でもあとで呼ばれてる」
O「もしかしてキスで怒らせちゃった?(笑)ごめんね~?」
「…分かってんならやめてよね。あとで大変なんだから…」
O「でも先にしかけたのはニノじゃーん!」
「そうだけど!…何もあんなにしなくても…」
S「早く行って仲直りしなよ~?」
「…うん…お疲れ…」