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オイルマッサージで初中イキ!私開発されひゃいましゅうう♥♥♥

第1章 ♥



伊豆さんの手のひらが私の肩甲骨を揺さぶる。
肺が押されて、自然と口から息が漏れる。

「ハッ…ハッ…ハアッ…ハッ…」

うう、なんかいやらしくない?これ。別に喘いでいるわけではないんですけど。肺が押されてるだけなんですけど。

しかし伊豆さんは全く気にする様子はなくマッサージを続けている。
まあそうか、同じことをされたら誰でもこうなるだろうし。慣れているのかな。そういうことにしておこう。

首や肩、二の腕まで揉まれる頃には、全身が火照るようにカッカと熱くなっていた。
伊豆さんの手が私の体に落ちる度に、体がその手に夢中になっていってる感じがする。
ああもう…完全に癖になっちゃうよ。


「次はデコルテをやりますので、仰向けになってください」

伊豆さんの冷静な口調で我に返った。

仰向け…仰向け…ですね!?ついに仰向けですか!

気持ちよさでフワフワしっぱなしの体を起こして、私は仰向けになった。胸にはバスタオルがかけられた。


トロリと、オイルで濡らされる。
伊豆さんの長い指が、オイルでとぅるとぅるになった私の鎖骨をさすった。

うわ〜〜〜これも気持ちいい〜〜〜。

また馬鹿みたいに声を上げてしまっては恥ずかしいので、口はしっかり閉じる。
顎を引いて自分の体に目をやると、テカテカと光る肌の上を、滑るように伊豆さんの手が泳いでいた。
なんか芸術って感じだ…。

しかし、あんまりガン見してもマズいだろうか?
そう思って私は目線を上に上げた。そこには伊豆さんの上体があった。
伊豆さんの目つきは真剣そのものって感じで、ちょっと怖いくらいに光っていた。陶芸家とかが陶芸する時はこんな感じなんじゃなかろうか。見たことないけど。
しかし落ち着いて見てみるとこの人…思ったよりイケメンなのでは?男はイヤとか思ってすみませんでした。仕事に打ち込む姿、カッコいいです。

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