オイルマッサージで初中イキ!私開発されひゃいましゅうう♥♥♥
第1章 ♥
伊豆さんの手が足の付根を掴んだ。手の側面?の固い部分でギュウと押し込まれる。
あ…そこちょっとえっちじゃない?どうしよ…。
と思ったけどそんなこと考えてる場合ではなかった。
そこ気持ちいいです〜マッサージ的な意味で〜!
「股関節は血流が滞りやすいですから」
「えっ?あっハイ」
それまでろくに喋らなかった伊豆さんが急に言葉を発した。
「股関節気持ちいいって、言いましたよね?」
「はっ!? 私、声出てましたか?」
「は? ハイ。わりとハッキリと」
ガーン!恥ずかしい…!
伊豆さんが眉尻をさげてクスッと笑った。
あ、この人こんな笑い方するんだ…。ずっと真顔魔人だったからわからなかったよ。笑うと可愛いじゃねえか…。
恥ずかしさに悶える私を他所に、伊豆さんの手は力強く股関節をほぐしていった。
ああやっぱりそこ気持ちいいです…血流びゅくびゅく流れちゃうよお…。
「次は背中をやります」
「あっハイ」
伊豆さんが私の脇に移動してきた。しかしこの人ホントろくに喋らないな。
バスタオルがさらに捲くられ、また大量のオイルが私の背中にまぶされる。
あったかさに覆われて、これだけで大分気持ちいい。寝れそう。
でも伊豆さんの手が私の背を這い始めると、もう寝るどころではなくなる。
どこにそんな力があるのってくらい、指先が私の体にめり込んで指圧していく。
チラリと横目で見ると、伊豆さんの腕はけっこう筋肉バキバキだった。どこにそんな力がとか言ってる場合ではなかった。明らかにそこにあった。