オイルマッサージで初中イキ!私開発されひゃいましゅうう♥♥♥
第5章 ♥♥♥♥♥
壊れたオモチャか何かみたいに、私の体はベッドの上でビクンビクンと震えていた。
自分の体じゃないみたい。
全然動かせない。
でもすごく幸せだ。
いきててよかった、みたいな、そんな気持ちが溢れてくる。
あー、なんか、脳内麻薬的なアレなのかなあ…。
目をちゃんと開けられなくて、視界がうつろ。いつの間にか涙まで流していたみたいで、白っぽく滲んで見える。
なんとなく、伊豆さんが私の顔の近くまで寄ってきたのはわかった。
「今日はこの後予約ありませんので。そのままゆっくりしていて下さい」
そう耳元で囁いて、私の体を覆うようにタオルをかけてくれた。
私はね、仕事終わりの伊豆さんの顔が好き。
真剣な顔で施術していたのが、一気に緊張が解けるようにふわっとやわらぐ、その瞬間が好き。
それを見ると、絶対また来ようって気持ちになっちゃうの。
だから今日もその顔が見たくて、伊豆さんの方に目を向けようとしたんだけど、どうしても瞼が重くて。
結局私は、そのまま目を閉じてしまった。
施術後の伊豆さんの顔が見られなかったのは、これが初めてだと思う。