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オイルマッサージで初中イキ!私開発されひゃいましゅうう♥♥♥

第1章 ♥



私はソファに腰を下ろし、問診票を埋めていった。フカッとしてなかなか心地いいソファだった。
そうそう肩がこってるのよね〜。あと太ももね〜。

一通り書き終えたことを告げると、男の人は私にお茶を差し出し、向いの椅子に座って、問診票を眺め始めた。

「桃浜さんですね、本日はご来店ありがとうございます。私は伊豆といいます、よろしくおねがいします」
「あっハイ」
「気になる部分は…肩こりと、太ももの張りですか」
「あっハイ」

で、簡単にカウンセリングっぽい話をされた。
ありがとうとかよろしくとか言ってはいるけど、伊豆さんはず〜っと無表情で愛想が全然ない。ホントに、これで接客が勤まってるんだろうか…。
ちなみにお茶は美味しかった。ハーブ的な何かだと思う。

ソファ脇にはオシャレな小物が丁寧に並べられたオシャレな棚がある。
伊豆さんはそこからオイルのサンプルボトルを10種類くらい取り出して、どれがいいか聞いてくれた。
まあよくわかんないし、オススメのでいいです。

「はい。ではこちらへどうぞ」

そう言って案内された部屋は、なんというかオリエンタルって感じだった。薄暗い部屋に紙っぽい素材の間接照明。デカい観葉植物。木製の調度品。むせかえるようなアロマの匂い。そして部屋の真ん中でドドンと存在感を放つ、ブラウン色したベッド。

「こちらが施術室。更衣室はこのドアです」

示されたドアを開けると、愛らしいドレッサーとチェストがちょこんと置かれた、こぢんまりした更衣室があった。
ふむふむ…伊豆さんて人、愛想は悪いけどセンスはよさそう。

「服を脱いだらそちらの籠に入れて、ここにある紙製下着に着替えてください。終わりましたら施術室のベッドの上にうつぶせになって、このバスタオルを体の上にかけて頂いて、その後私を呼んで下さい。」

おお、伊豆さん。やっぱりあなたがやるのね。

ちょっとだけ期待してたんですよ。あなたはただの受付さんで、奥から女性のマッサージ師さんが出てくるんじゃないかな〜なんて。

そんなことなかったですね。はい。

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