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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第5章 星空だけが、きっと知ってる


ふと視線を下げると、睦月の太腿のあたりに大きめの傷跡があった。


「お前、その傷跡、どうしたんだ?」

「これ、えっと、初めてテレビに入った日にやっちゃった怪我の跡なんです」


睦月は少し言いにくそうに返して来た。


4月のあの出来事を思い返す。
確かに睦月は深い傷では無いけれど、沢山の傷を身体に受けていた。

ジライヤを呼び出して治療したけれど、覚醒したばかりで力が不完全だったせいで跡が残ってしまったらしい

「そっか・・・悪ぃ、俺の所為だ」

「ちょっと、花村、あんた睦月ちゃんを怪我させたの!?」

そう言えば里中にはあの出来事を秘密にしていたんだった。

「里中、落ち着け」

「そそ、里中さん、落ち着いて!ほら天城さんも。二人とも似合ってるよ!まぁ、だけどもう少し大人になればもうちょっと・・・」

「な、なんですって!?」

滑りすぎた口の制裁に、里中の蹴りが俺の身体を川へ落とし込んだ。

一体何を言ったのかは判らないが、次いで鳴上も落ちて来るのが視界に入る。

更に、着替えてすらいない完二まで。
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