• テキストサイズ

【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第5章 星空だけが、きっと知ってる


翌日。


寝不足の瞼に太陽の光が眩しい。

早々にテントを畳んだら解散、そして各自帰宅の流れに乗り、班が一緒だった俺と鳴上、里中と天城が自然に合流する。


林間学校開始前に里中から聞いた水遊びの出来る川へ行こうとする俺達の所へ完二と睦月もやって来た。


どうやら完二だけはしっかり眠れたようで、他のメンバーがうっすらと目の下にクマを作っている事に首を傾げている。

睦月の方をみると、少しはにかんだ様に笑みを向けて来た。


俺もそっと微笑み返し、全員揃った所で目的の川へ出発することにした。


「じゃーん!!」


大げさに言いながらポケットから水着を取り出して見せると、明らかに引いている里中と天城。

「誰かさんのお陰で晩飯、喰い損ねちまったからなぁ」

芝居がかった風に言って見せると、意外にもすんなりと水着を受け取る里中達。


そしてポケットの中には、もう一人分。

勢いに任せてそれを引っ張り出す。

「んで。こーゆー流れになると思って、用意しましたよ!ハイ!雪芝さんの!」


さんざん悩んだ挙句にようやく選んだその水着を睦月に渡した。
/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp