【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第5章 星空だけが、きっと知ってる
「そう言えば、その時だったかな。早紀ちゃんに聞いたんです。『バイト、忙しい?』って。そうしたら笑ってこう答えてました」
―大変だけどそれなりに楽しいよ
お節介が一人いるけど、いいやつだし―
「日曜日だったから忙しそうだったけど、早紀ちゃん楽しそうに・・って、先輩・・・?」
気のせいか、花村先輩の目が潤んでるように見える。
「・・・え、あ、ははっ。何でもねぇ。ちょっと目にゴミ入ったみてーだわ」
やっぱり先輩は早紀ちゃんの事、まだ好き、なんだよね。
早紀ちゃんの思い出話、するべきじゃなかったかな・・・
「睦月、・・・ありがとな」
「え・・・?」
「いや、何でもねぇ。小西先輩の色んな話聞けて、良かった。こんな話、もう誰からも聞けないと思ってた」
今度は私の目にゴミが入る番だった。