• テキストサイズ

【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第1章 4月に芽吹くヒーロー


ふと、三人の会話の中から「小西先輩」という単語が出て来たのでつい耳を欹てる。


陽介の、怒りと悲しみを含んだ声が耳に届く。

睦月にとっても、全校集会で発表された小西早紀の早すぎる訃報は心が裂けるような出来事だった。


事件の現場に花を手向けにでも行くのかと思ったが、彼らの口ぶりからするに、どうにもそういった類の話ではないらしい。


三人が玄関口を出て行ったのを確認した少し後、何かに背中を押されたように、睦月の足は自然と彼らの後をそっと追う様に歩き出した。
/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp