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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第5章 星空だけが、きっと知ってる


6月17日


「林間学校って一体・・・」


夕方近くまで山中でのごみ拾いを続け、教師から終了の合図が出る頃、睦月は元より真面目に参加した生徒は皆疲弊していた。


睦月の班は予定通りにお湯を沸かすだけのカップ麺で簡単に夕食を済ませる。


食べ終えた後、同級生との談話中に少し離れた上級生のエリアから、何とも言えない悲鳴が上がった気がした。


「どうせ先輩らっしょ」

隣の班の完二が呆れた様子で呟いていたので睦月も頷き返す。


「はぁ・・・次はテントの設営かぁ・・・。先輩たちが楽しくなさそうにしてる理由、よく分かったよ・・・」

「俺も来年はフケっかな」


重い腰を上げ、睦月と数名の同級生は陽が落ちる前にテントの設営をするべく、指定された場所へ向かった。
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