【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第5章 星空だけが、きっと知ってる
「もしもし?俺だよ俺!」
「あ・・・?何か用っスか?」
通話ボタンを押すなり聞こえて来るやかましさについ顔を顰める完二。
「あのさ、完二に聞きてー事、あんだけどさ・・・」
「だから何の用っスか?」
編みかけの毛糸を一旦テーブルに置き、切れ端を指で弄ぶ。
「お前、睦月と幼馴染なんだよな?」
「だから何なんですか」
「いやその、睦月の好きな色とかって・・・わかる?」
「んなモン自分で聞きゃー良いでしょうよ!」
「そうもいかねーからこうして電話してんだっつの!」
「俺だって知らねぇよ。誰が何色好きでも良いだろうがよぉ」
「・・・そうか、そうだよなぁ」