【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第5章 星空だけが、きっと知ってる
「え、先輩達の班って、男女混合OKなんですか!?」
目の前の先輩四人がまさしく揃ってグループである事を、睦月は心底羨んだ。
「や、一緒なのは晩御飯の時だけだよ?テントとか別だし」
「あんまり親しくない子と一緒よりは気が楽だよね」
「あたしら、今日の放課後早速ジュネスに買い出しに行くんだ。睦月ちゃんの所は?」
「うーん・・・買い出しっていうか・・・私たちの班の晩御飯、慣れてないのに失敗すると悲惨な事になるからって、各自持ち寄りのカップラーメンで決まっちゃったんです」
「そうなの?なんか、味気ないね」
「うんうん。林間学校と言えば火起こしからの手作りでしょ!雪子、頑張ろうね。花村をギャフンと言わせてやろう」
「そうだね、千枝」
「なんで俺がメシでギャフンと言わなきゃならねーんだよ!」
こうして賑やかな昼休みは過ぎて行く。
陽介の心に小さな一つの悩み事を落として。