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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第5章 星空だけが、きっと知ってる


(あーあ。完二はそんなに悪い奴じゃないのに)


そう思いつつも自分が口出しした所で事態はややこしくなるのは明らかだ。


数週間前、マヨナカテレビに今度は巽完二が映った。霧が出る前に無事救出したのは良いが、そのシャドウのある意味での異質さは特捜隊と自称するメンバーにはかなりの衝撃だった。

同じクラスで幼馴染の睦月は、完二の居場所を特定する為に一応参加したものの、
「睦月にあらゆる意味でこれ以上のショックを与えちゃいけない」
という二年生総意の元、睦月はテレビの中の広場で待機する事になった。

結果、完二にとってもそれは良い判断であった。


昼休みを告げるチャイムが鳴り、そこでホームルーム活動は終わりを迎えた。


この学校生活を始めて二か月。それなりにクラスにも打ち解け、同性グループで昼食を取る事がほぼ毎日の日課となっていた。


そこへ勢いよく教室の扉が開かれる。

扉の先に居たのは、千枝だった。

「おーい、睦月ちゃん、いる?」
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