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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第4章 【短編】Bad luck×××


「ヨ、ヨースケ・・・聞こ・・クマ・・・」


流石に二手に分かれるとクマのナビは意味をなさなくなるらしい。

聞きなれたクマの声はノイズで途切れかけてる。


「先輩・・・大丈夫、でしょうか・・・」

「なぁに、心配ないって。ここ、こないだ攻略しただろ?それにちゃんと俺が守ってやるからさ」

「あ、ありがとうございます・・・!」

おどけて手の中のクナイをくるくると指先で回して睦月を見ると、少し気恥ずかしそうな目が俺の目を捕えた。


気取られた瞬間、クナイを掌から取り落としてしまう。
慌てて拾い上げると、少し離れた通路の端に扉が見える。

前に通りかかった時にはスルーしてしまったんだろうか。


「あれ、あんな所に扉なんてあったか・・・?」

「さぁ・・・?」

「なんかいいもん見つかれば良いけどな」


扉を開けた先には、あまり見かけない小ぶりのシャドウ。

驚く間もなくシャドウが襲い掛かって来る。


咄嗟に睦月をかばい、ジライヤを呼び出す。

シャドウが妙な呪文を唱え、それを俺に向けて放って来た。

それと同時にジライヤがシャドウを蹴散らしたお陰でそのシャドウは四散して霧に消えて行ったが、シャドウの呪文で現れたピンク色の靄を俺は真っ向から浴びてしまう。


(良かった、とりあえず睦月は、だい・・じょう・・・・・ぶ)


視界がぐらつき、目の奥がチカチカする。
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