【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第3章 レンズの向こうのその背中
「なぁ睦月、お前のペルソナって、どんなんだ?」
雪子がいると思わしき城の廊下を走りながら陽介が睦月をふり返る。
「それが、自分でもよく分からないんです。弾き返す力があるって事以外は・・・」
「そう言えば俺達を助けてくれた時、シャドウの攻撃を跳ね返してたな」
思い返しながら悠が睦月の言葉を拾う。
「心に浮かんだペルソナの名前はシラヤマって言うんです」
「シラヤマ?」
悠も陽介もそれぞれ心に浮かんだペルソナの名に聞き覚えがあった。
しかし、睦月は自分自身のペルソナの名に聞き覚えが無い。
「まぁ、ペルソナ自体がよくわかんねー存在だし、そう言う事もあるのかもな」
「ああ。それにしても相手の攻撃を跳ね返せるのは心強い」
「っと、来たぜ、シャドウだ。雑魚相手だ。睦月は下がってろ」
睦月を背後に守る様に陽介は身を躍らせ、自身のペルソナを呼び出した。