• テキストサイズ

【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第1章 4月に芽吹くヒーロー


パーカーの生地をそっとなぞりながら時計に目をやり、小さくため息をつく。


チャイムが鳴る前にとその場を離れかけた時だった。



「あの」


聞きなれない声に振り返る。



そこに居たのは見た事の無い男子生徒。



「わ、私ですか!?」

「うん。君、一年生?」

「はい」



彼の襟元に目をやると、金に光る襟章が二年生である事を示している。



澄んだ声に頷くと、彼はそっと微笑んだ。


「職員室の場所、分かる?」


「はい!えっと、そこの廊下すぐです」


その方向に指をさす。


「ありがとう」
/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp