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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第11章 その柵は自分次第


陽介の言葉が強がりからの嘘である事は睦月でも理解できた。


一刻も早く悠をブロックの中から助け出さないと悠の命、さらには特捜隊全員の命を落としかねない。事実、笑ってみせる陽介の背後には、体中に力を溜めようとしている久保のシャドウ。


この作戦が失敗したらその直ぐ後にはシャドウの強力な攻撃が襲い掛かって来るのは明らかだ。


「花村先輩、私、やります」


その決意の中には更に別の意味も含まれていたが陽介は知る由も無い。


「よし!頼んだぜ。・・・それじゃあ先ず完二と里中、お前らはブロックを分断する事に専念してくれ。クマと天城は里中達が壊した物を再生しにくくするために更にそれを砕く。りせは鳴上の気配を察知したらすぐに教えてくれ。」


悠に変わって指示を出す陽介。
向かって来る敵に対するりせのナビゲートと違い、それぞれメンバーの持つ特性を活かす作戦を即座に練り上げて行く。


「鳴上が見えたら俺が睦月に合図を送るから。それに合わせて睦月は壁を張ってくれ。俺はその間にあいつを助ける。皆、これでいいか?」

「意義無し!」

「おっけー!」


それぞれが了解の意を込めた返事をする


「んじゃ、リーダー奪還と行きますか!」

「花村先輩、すごい。流石特捜隊の参謀だね。それじゃあ皆、用意いい?いくよ!」


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