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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第11章 その柵は自分次第


「それで?睦月、花村先輩にはいつ告白するの?流石に今すぐって訳にはいかないよね」

「それって、テレビの中じゃないとダメなのかな?」


「さぁ・・・?心の持ちようなら、テレビの外でもいいんじゃないのかなぁ?それに、テレビの中だとあたし達皆の前で告白する事になるんじゃないの?」


千枝の言葉にその様子を一瞬想像しかけて睦月はかぶりを振る。


「そ、それはちょっと・・・!」

「そうだよね、睦月ちゃん」

「じゃあ、このダンジョンを無事突破して、久保って奴を捕まえたら。どう、睦月?」


まるで自分が告白するかのように目を輝かせている。


「もしこの後、ここに来る必要が無かったとしても、これは絶対ね!でしょ?」


元来が恋愛体質なのか、一人で盛り上がるりせ。


「ま、待ってりせちゃん、そんなの・・・心の準備が・・・」

「何言ってるのよ!それより恐くて危ない体験してるってのに。今逃げちゃったら次はいつチャンスが来るかわかんないよ」

「確かにシャドウと戦う方が勇気あるかもね」


りせの説得に雪子が納得する。


「何か・・・ピントがずれてると思うんだけど・・・」


少々呆れた千枝の横で睦月は顔を赤くしながら心は既に戦いの後の事へと想いを巡らせていた。
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