【ペルソナ4】 Shining one Day by day
第11章 その柵は自分次第
「睦月ちゃん、駄目だよ?一人で行動しちゃ」
「しませんしません!だけど、心当たりは、あります」
「睦月ちゃん、自分のシャドウと戦わないでペルソナ使えてるって前に鳴上君から少しだけ聞いたけど、関係あるのかな」
眼鏡を掛けなおしながら雪子が冷静に分析する。
「え、そうなの?私最近入ったばっかりだからそういうの全然知らないんだ。ねぇ、どういう事か聞いても良い?」
食い気味のりせに少々戸惑いながら睦月が口ごもる。
「う、うん・・・クマ君は大体知ってるよね?・・・っていうか・・・その場に居合わせてたみたいだし」
「勿論クマよ!なんならクマの奮闘記と並行して弾き語りをしてみても良いのよ~?」
「いや、そういうの今いらんし・・・クマ君いるとややこしいなぁ・・・」
「クマ、邪魔クマか・・・?」
「ち、ち、違うよ!」
「ハッ・・・!もしかしたらコレはガールズトークという奴クマか!?」
「うん。多分違う」
「クマがもし皆のハートをブチ抜く程の美少女だったらこの輪に入れたのね~!?」
「だから違うっつの。とにかく、睦月ちゃんのシャドウが睦月ちゃんを呼んでるかもしれないって事、だよね?」
やや投げやり気味に千枝がまとめる。