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【ペルソナ4】 Shining one Day by day

第9章 眠れない夜を退治しに行こう



「え、えーっと、手芸用品のコーナー行きたいんですけど、先輩、あんまり興味ないですよね」

「手芸コーナー?いや、全然かまわないけどお前裁縫でもやるのか?」

「私じゃないんですけど。あ、花村先輩には言っても良いかな。これ、一応ナイショなんですけど・・・」


睦月が語ってくれた内容はこうだ。
昨日、堂島家で菜々子ちゃんと、鳴上の学年トップのお祝いの工作をしていた事。

その際に、「次があればもっと素敵な物を作ってあげたい」と言う菜々子ちゃん。

おそらく次のテストでも鳴上は学年上位間違いなしだと思うから、今から何か練習をしたいと相談を受けていたらしい。


「なるほどな、それで手芸用品か」


「今回は紙粘土で作ったんですけど、もうちょっと凄い物を作ってみたいって、菜々子ちゃんが言ってたんです。それで、どんな物があるかなーって」

それじゃあ俺も陰ながら応援するとするか。

「お、コレなんかいいんじゃねーの?」

目に留まったビーズの群れ。
正直俺には全く知識も何もない分野だ。
それでも睦月は俺が指さしたそれを眺め、考え込んでいる。


「うん・・・!ビーズかぁ!良いかもしれないです」


一通り手芸店を見終わり、店を出る。
今回は下調べ、と睦月は笑っていた。

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